sns 誹謗中傷 木村花
日本における人種差別はそもそも私には非常に奇妙に思われる。アメリカでのアジア人ヘイトクライムに見て取れるよう、欧米史観に覆われた世界では、むしろ主にモンゴロイドであるわれわれ日本人も人種差別の対象者である。人種差別的誹謗中傷に興じる輩には、ぜひ一度立ち止まって考えてもらいたい。
SNSの運用を企業自身がしっかり行うことも重要ですが、万が一、第三者から風評被害や誹謗中傷を受けた際の対策についても、今一度見直しておくとが大切です。
フジテレビの番組に出演していたプロレスラーの木村花さんが2020年5月に死去した。SNS(交流サイト)での誹謗(ひぼう)中傷に悩んでいたことから、このニュースは社会的議論を呼んだ。母で元プロレスラーの響子さんが、中傷のない世界を目指して仲間たちと活動している。話を聞いた。
そこで私が活動の拠点としているNPO法人Remember HANAでは、ルールの整備と並び、SNSのモラルの向上にも取り組んでいます。私が小中高校に出向いて、誹謗中傷について皆で考える授業などをしています。
◆木村花メモリアルマッチ「またね。」
私が告訴した加害者が刑事罰に処されたと報じられることは、誹謗中傷の抑止になると考えています。2022年に侮辱罪が厳罰化されたことも、一定のけん制になるのではと思います。
いずれにせよ、悪意に溢れた誹謗中傷の発信を放置することで、花さんを始めとする将来を嘱望されるアスリートが犠牲になる事件が、二度とあってはならない。もちろん、アスリートに限った話ではない。第2、第3の木村花さんを生まないためにも、立法府、各企業、教育現場、個々人による断固たる決意と行動を促したい。
昨日、後楽園ホールでは一周忌に合わせ「木村花メモリアルマッチ またね」が開催され、故人をしのびつつ熱戦を繰り広げた。
亡くなった女性プロレスラー、木村花さんに対するSNS上の誹謗(ひぼう)中傷の問題などをきっかけにインターネット上の悪質な投稿への対策強化が議論され、他人の権利を侵害する投稿をした当事者の氏名などを明らかにする「発信者情報開示」の手続きを簡易・迅速化する法改正が2022年10月に施行されました。
繰り返される深刻なネット被害に対し、新たな制度は十分にその力を発揮できるのでしょうか。3回シリーズで考えます。
ただし誹謗中傷の線引きが難しい場合もあります。例えばSNSに命令調で「死ね」と投稿する代わりに、「死ねばいいのに」などと願望として書き込めば、法的に一発ではアウトにならないことが多いのが実情です。
私は正しいかどうかではなく、優しいかどうかで投稿するかを判断してほしいと思っています。誹謗中傷の加害者になってしまう人は、「私は正しく批判している」「自分の気持ちに正直なだけだ」という意識で書き込むことが少なくありません。誰かを傷つけているという自覚が全くないまま投稿してことがあります。
プロバイダ責任制限法による発信者情報開示制度などが創設し抑止対策として、ていましたが、匿名での誹謗中傷や風評被害を受ける例が後を絶たないことから、そもそもの誹謗中傷の抑止効果が必要であるとして侮辱罪の法定刑の強化にいたったとされます。
――誹謗中傷をなくすために、侮辱罪を厳罰化することで、悪用されるリスクは考えられないでしょうか。例えば、一部の政治家や偏った主張をする活動家などが、制度を悪用する可能性もありますよね。正当な批判なのに、「侮辱罪だ!」と訴訟をして、世の中の空気を萎縮させることにつながる可能性も考えられます。
本来、表現の自由は国民を守るためにあります。その国民が、誹謗中傷が取り締まりにくいせいで、危険にさらされるのは、あってはならないことだと思います。
そもそも、日本人は、批判と人格否定を分けることが苦手です。政策に対する批判はいいけど、人格否定は私はダメだと思います。だからこそ、教育が必要だと思います。――表現の自由と、誹謗中傷の境目は誰が決めるべきだと思いますか?
そこは、判例を積み重ねていって、自然と結論が出ると思います。
――ネットの自由さを失わず、傷つく人をケアできるバランスについて、どう思いますか?
教育が大事になると思います。例えば、私のアフロの外見で揶揄する人がいますが、人の見た目について、あれこれいうことは行儀の悪いことだと教育することが大切です。
――厳罰化することで、本当に効果があるんでしょうか。
厳罰化することの効果がどのくらいあるのかは、正直分かりません。ただ、飲酒運転が参考になると思います。
1999年、東名高速で、飲酒運転のトラックが家族の車に突っ込んで、車内に取り残された子どもたちだけが亡くなったことがあります。「飲酒運転の罰が軽すぎる」と両親が訴えて、厳罰化されました。
それまでは、飲酒運転を気楽な感じでやる人もいましたが、厳罰化されたことによって、今は飲酒運転する人が減りました。誹謗中傷にどれだけ当てはまるかは分かりませんが、私は、有効だと考えています。
それでも、こうした悪質な誹謗中傷はやまない。
花さんへの書き込みのうち約200アカウント、300件の投稿が誹謗中傷と判断され、男性2人がが侮辱罪で略式起訴されています。しかし科料が9000円だったことで、厳罰化を求める声が高まっていました。
