日本語 中級 活動

学習者って、日本語は勉強しているけれど、教師以外の日本人と日本語で話すチャンスって少ないですよね。そんな学習者のために、教師が交流の時間を設けるのです!え?どうやって交流会の時間を設けるの?と思いますよね?教師が交流したい人や団体に直接交渉するのです。もちろん、学校側の許可も必要です。どんな交流会を設けることができるのでしょうか?

学習者がこの活動が楽しめる理由は、自分の好きな番組で日本語学習ができるからです。私が以前にこの活動をしたときは、日本への旅行番組や学習者の母国で活躍するYouTuberが作る番組を選んだ学習者がいました。教師である私もいろいろな国の番組が見られて、楽しかったです。この活動で必要な能力は大きく2つ。

最終回にOPIをもう一度行い、評価し、それらを学生にフィードバックする。自分の現在の日本語能力を知り、目標が設定された学生は、明確な意識を持って練習を重ね、確実に日本語会話能力を身につけることができた。そのためにはOPIのテストや評価基準が有効であったといえよう。

日本には外国をテーマにしたクイズ番組、ありますよね?そのクイズに学習者と一緒に挑戦するのです。みなさんはクイズ番組を日本語教材として、意識して見たことがありますか?クイズ番組って、視聴者が知らないと思われる内容は丁寧に説明してくれるし、肝心のクイズの部分は字幕で表示されることが多いんですよ。当然のことながら、クイズを読む人の滑舌はすばらしい。それでも、学習者にとって日本語が難しい場合は事前に単語や文法の説明をしてから聞けば、内容理解の助けとなりますし、字幕でクイズが出題されたときに、画面をストップさせると、みんなで字幕を見ながら内容確認ができます。解答するときは、解答のみを発言するのではなく、その理由も答えさせれば、かなり高度な発話練習になります。この活動をする上で配慮しなければならないことは、学習者の出身国が異なる場合、特定の国のみのクイズをしないことです。外国をテーマにしたクイズ番組でなくても、学習者が住んでいる日本の地域のものでも同様の練習ができますね。

現実の場面で日本語を使うためには、事前にあらゆる場面を想定して練習することが必要である。そのための練習方法として、ロールプレイを行う。OPIのロールプレイカードは、中級から上級・超級まで色分けされていてわかりやすく、そのまま使用することもできる。また、手作りのカードを使って、さまざまな場面で、違った役割をしながらタスクを達成していくことで、幅広くかつ現実的に言語活動が行えるようになる。

ACTFL-OPIを日本語学校の授業に生かす方法としては、大きく分けて次の3つが考えられる。・ テストとして活用する。・学習の到達目標として活用する。・クラス活動の手段として活用する。

交流会に関しては、相手側の都合や人数制限などもありますので、必ずしも授業時間内にできるとは限りませんが、希望者のみ参加したり、日本語学校全体の取り組みとして行う価値はあるでしょう。

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