日本語を学ぶ

「勉強はやはり本でしたい」という人には日本語教材専門書店(凡人社、大谷書店、そうがく社、日本語ブックス)がありますから、足を運ぶ、またはオンラインで調べてみることもおすすめします。

外国人が日本で生活するには日本語を身につけなければなりません。でも「どうやって勉強すればいいの?」「日本に住まなくても勉強する方法はあるの?」「日本人が外国人に日本語を教えるときにはどんなふうに進めればいいの?」「何に注意すればいいの?」など知りたいことは次々出てくるでしょう。ここでは、外国人が日本語を身につける、外国人に日本語を教えるために役立つ情報をお伝えします。

日本語が世界一難しい言語だというのは、この資料からすると、あながち間違いではないのでしょう。

日本語の学習に関していえば、YouTubeで文法の授業が受けられますし、どういった勉強をしたらいいかというヒントを得ることもできます。日本にいなくても勉強する方法はいくらでもあるのです。

主語が最初にあり、述語が最後に来る日本語を難しいと感じる国々は多いようです。これについては日本人が英語を勉強するときにも同じ苦労をしているので「お互いさま」といった気もしますが。

泉区役所では多文化共生のまちづくりをめざす事業の一環として、外国人住民を対象とした日本語教室を開催しています。YOKEはその運営に協力しています。

さて、当の外国人たちは日本語のどういったところに難しさを感じているのでしょうか。仕事柄多くの外国人に出会いますので、何よりも生の声をお伝えします。

この資料によると、日本語はカテゴリー5(1から順に難しくなり、最も難しいのがカテゴリー5)に含まれ、同じカテゴリーにはアラビア語、中国語、韓国語があります。そして日本語にだけにつけられた*マークの意味は、そのカテゴリー内でもより難しいとされるからとのこと。

外国人が間違えやすく、日本に30年住んだとしても残る間違いは「助詞」です。そして外国人が感じる難しさに挙げられた「擬声語」「敬語」ですが、これらはいつまでも完璧にはならないものとして、ある程度のところでよしとしてもよいのではと考えます。

そんな不安を解消するために、今回は日本語初心者の学生2名に体験談を聞いてみました。

初めは何事も遠慮しがちな日本人ですが、親密になった後には、間違った日本語を何度でも訂正してくれるようになるでしょう。使ったその場で直してもらえる。これは何よりの勉強になります。

あとは、外国人が通じていると信じているのに実は日本人側にはよく理解されていないということが起こるもととなっている「文法的間違い」や「主語や対象者の省きすぎ」から来るわかりにくさです。

日本の人口減は当然の課題ですが、グローバルな人材獲得競争は今後ますます激化していきます。安全安心、高水準の就業環境、多様な食文化への対応、アジア圏TOPの給与水準、この魅力を活かした海外優秀人材の採用ができるのは今だけかもしれません。弊社はその中でもネパール人材に特化し、現地直営の送り出し機関の運営など、ネパールとの密な関係により独自のネットワークを築いております。

もちろんより正しいものを追求してほしいのですが、実際のコミュニケーションでは大きな問題にならない、わかりにくいけれど通じているからです。むしろこれらの点については、日本人側が間違いを許容する、想像力を働かせて聞くなどの歩み寄りがあってもいいのでは、と個人的には思います。

もうひとつ、知人・友人から日本語を勉強するよいことは、言葉にともなう身振りやしぐさなどが自然と身につくことです。外国人がより正しく伝わる日本語を身につけるためには、こういった言葉以外の部分も自然に出せるとよいことは言うまでもありません。

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