以上が私が「できる日本語」ラバーになった理由です
「できる日本語」は巻末に文型一覧表がついています。「場面やトピックで会話中心の勉強ばかりでは、文法を勉強したい学生から文句が出るのでは?」と言われることがあります。
その点、嶋田先生のビデオや、「できる日本語ひろば」などのリソースがあることが私にとっては大きいです。
こういったタスクもみんなの日本語で熱意を持って教えている方は自分なりに考えて、学生に与えていたと思いますが、できる日本語は教科書にそれがあるので、自分で考える必要もありません。 繰り返しますが、こういう練習が教科書の中にあると、教師の熱意や力量の差による教授内容の差がなくなります。
できる日本語初級から中級までのシラバス一覧はこちらからダウンロードできます。
「できる日本語」は「言ってみよう」で十分な口頭練習の後に、「やってみよう」で実際にこの単元で覚えた表現が使えるようになったかどうかの確認をします。
このパートも「みんなの日本語」を熱意を持って教えている方は練習Cの後に、独自に練習を入れたりする部分じゃないかと思います。その場合、練習Cまたは会話から発展させたり、目の前の学生に合わせた場面を考えたりしていると思いますが、できる日本語はすでにここに入っているので、自分で考える必要はありません。
以上が私が「できる日本語」ラバーになった理由です。「みんなの日本語」と比べた書き方をすると、やっぱりわかっていないなーと言われそうですが、今「みんなの日本語」をやめるかどうかで迷っている先生方が、勇気を出せるように書いてみました。