やさし日本語
アンケートでは、「日本人の目ではわかりやすい文書でも外国の方にとっては難しいということが理解できた」、「実際の業務でも役立てたい。」、「実際に職員同士で話し合うことで考えが深まり、気づきがあった。」、といった感想があり、職員にとって非常に有意義な研修となりました。また、アンケートでは、受講者の多くが「業務で外国人に対応することが多くなってきたという実感がある」と回答しており、今後も業務で「やさしい日本語」を活用する機会は増えていくことが想定されます。
となっているが、原文の日本語文では、「火を消そうとして危険な状況になるのだったら、火を消そうとするな」という意味だが、「やさしい日本語」では「地震がおさまってから火を消してください」という意味になる。おそらく、「地震の最中に火を消すのは危険」→「火を消すのだったら地震がおさまってから」→「地震がおさまってから火を消してください」という思考経路だと思うが意味が違い、日本語話者なら「なぜ、地震がおさまったら火を消さなければならないのだろう」と思うだろう。英語版では “Do not worry about turning off the gas in the kitchen.” となっていて、原文に忠実である。今日の震災予防のテレビ番組によると、ガス器具は震度5以上の揺れで自動的にガスが止る設定になっているそうである。
ユニバーサルデザインとは、年齢や障害の有無、体格、性別、国籍などを問わずに利用できることを目指した建築・製品・情報などの設計のことをいいます。案内を作成するときにユニバーサルデザインと「やさしい日本語」を組み合わせることで更にわかりやすくなります。
公益財団法人板橋区・文化国際交流財団が作成したやさしい日本語ハンドブックです。
今後も「やさしい日本語」を更に多くの職員に普及させ、わかりやすい情報提供を行うことで市民サービスの向上を図り、誰もが幸せに暮らせる、多文化共生の地域づくりに取り組んでいきます。
日本に住む外国人が増え、その国籍も多様化する中で、日本に住む外国人に情報を伝えたいときに、多言語で翻訳・通訳するほか、やさしい日本語を活用することが有効です。やさしい日本語を使うことで、日本に住む外国人にもしっかりと国や地方公共団体が発信する情報が届くようになることを目指しています。
出入国在留管理庁と文化庁が、共生社会実現に向けたやさしい日本語の活用を促進するため、多文化共生や日本語の有識者、外国人を支援する団体の関係者などを集めた在留支援のためのやさしい日本語ガイドラインに関する有識者会議を開催し、やさしい日本語を活用している地方公共団体や外国人の意見を聞いて作成したものです。
「やさしい日本語」は日本人だけが使う言葉ではありません。外国人のみなさんと一緒に使い、どのようにするとわかりやすいか、伝わりやすいか工夫を積み重なることでより良い「やさしい日本語」となります。ぜひ、外国人のみなさんの声や意見も取り入れてください。
皆さんは「やさしい日本語」という言葉を聞いたことがありますか?
今、期待を集めている「機械翻訳」においても、いったん分かりやすい日本語に直してから外国語に訳した方が意味の通る訳文になります。「やさしい日本語」は、そのような効果も期待されます。
本ガイドラインは、出入国在留管理庁と文化庁が、共生社会実現に向けたやさしい日本語の活用を促進するため、学識有識者、地方自治体、外国人を支援する団体の関係者等からなる「在留支援のためのやさしい日本語ガイドラインに関する有識者会議」を開催し作成しました。
日本語や日本について勉強している留学生にとって日本人と日常のやりとりをするのは難しいときもあります。やさしい日本語について話すだけでこの問題に気づくと私は思います。私たちは日本の人たちと話したいので、使う日本語が完璧かそうでないかは、問題ではないということを覚えておくことが大事です。間違えることもありますが、大丈夫です。ここでの最高の思い出は、地元の人たちと交流できたことです。だから一緒に頑張りましょう!
弘前大学の佐藤和之教授の研究グループでは、行政やボランティア団体による外国語支援が始まるまでの概ね72時間の情報伝達を目的として、災害時に音声や掲示物で適切に伝えることのできる「やさしい日本語」を研究しています。さらに、生活情報を伝えることを目的とした「やさしい日本語」研究にも取り組んでいます。
そのように「やさしい日本語」を基本に置くことで、正しい外国語の表現にもつながっていきます。